質のいい離型剤を選択することで商品の製造効率を大幅アップ

車

生産性を重視するならフッ素系離型剤を選ぼう

防水

製造業においては、生産性を上げるための努力が常に求められます。ゴムやシリコン、プラスチックなど、一般消費者用の日用品に加え、産業界で必要とされる製品や部品を大量に製造しているメーカーにあっても、その要請は同じでしょう。生産性を向上させるためには、時間にせよ材料にせよ、より少ない投資で大量に生産するのが基本です。そうすることで、生産原価を下げ、利益率を上げることが出来ます。
製造過程の中で重要な役割を担う成形プロセスで使う離型剤も、生産性向上に大いにかかわりがあります。例えば、フッ素系の離型剤を選ぶと、一度の処置で連続離型が出来、かつ、離型性能が低下した時に現場で再塗布が可能な製品があります。このような製品を使うと、限られた時間内でより大量の成形作業をこなすことが可能になります。フッ素系離型剤でこれが可能なのは、主成分がフッ素コーティング剤だからです。フッ素樹脂塗膜は、ワックスなど他の素材が主成分の離型剤に比較すると、成形物に転移する量が極端に少ないため、金型に塗布した離型剤がより長持ちするという特性があります。
この特性は、また、離型のために塗布する量が少なくて済むというメリットにもなります。離型剤の量が同じなら、フッ素系の方がより多く成形することが可能です。
成形プロセスでの生産性向上を目論むなら、フッ素系離型剤がおすすめです。

成形過程での不良品発生リスクが低いフッ素系離型剤

製造販売業のコストのうち、大きな割合を占めるものの一つが原材料費です。プラスチック製品やゴム製品のメーカーは、まず、製品の材料となるプラスチック樹脂やゴムに先行投資をして、これを仕入れることで、製品の生産が可能になります。先行投資している以上、それを回収して、更になるべく多くの利益を出すためには、仕入れた原材料から、可能な限り多くの販売できる品質の製品を作る必要があります。
こうした要請から、成形過程の要の一つである離型剤も、成形の失敗を極力少なく出来るものを選ぶことが大切です。成形の失敗は、特に、成形が難しいサイズや形状のもので起こりがちです。現在利用可能な各種の離型剤の中で、成形の失敗を避けるのに一番有効と考えられるのは、フッ素系の離型剤です。主成分に、多くのクッキングウェア等に使用されているフッ素コーティング剤を使っているため、塗布された金型に、優れた非粘着性とすべり性を付与します。
コーティングされたものに他のものの付着を許さず、更に、自らも他のものに粘着しないため、成形物は金型からスムーズに外れますし、離型剤も成形物に付着しません。結果、作業途中で金型の離型剤塗膜が目減りするペースが遅くなるため、他の離型剤よりも高い持続性を発揮します。
成形過程で不良品を出すリスクをなるべく避けるためには、フッ素系離型剤がベストオプションです。

離型剤選択の際に注意すべきこと

業務用に使用できる離型剤も、今は様々な種類のものが購入可能です。どの離型剤を購入するか選択する際に、離型性などの基本性能を考慮に入れるのは当然です。しかし、他にも、製造現場での使い易さという観点から、注意すべきことがいくつかあります。
一つには、溶剤の性質です。引火性がある溶剤を使っている離型剤だと、場合によっては危険物に該当します。そして、危険物に対して適用になる法規に従って、厳密な取り扱い体制を整える必要に迫られる可能性があります。フッ素コーティング剤を成分として使った離型剤の中には、不燃性溶剤タイプの製品があります。特に他の離型剤を選ばなければならない事情が無い場合は、こうした引火性のない離型剤を選ぶ方が何かと好都合でしょう。
もう一つは、現場で再塗布が可能な製品を選ぶことです。金型に塗布した離型剤の効果は、成形作業を数多く重ねるに連れて劣化するものです。その際、現場で再塗布できる離型剤がなければ、成形作業はそこで中断せざるを得なくなり、目標とする生産数を達成できない事態に陥るでしょう。
離型剤の選択は、想定しているよりも広範囲にわたって成形作業に影響を及ぼします。離型性能の他のポイントもしっかりチェックして、最適な製品を選びましょう。